3・強烈な願望を心に抱く
(副題:潜在意識に透徹するほどの、強く持続した願望を持つ)
経営者は常に仕事に没頭し、寝ても覚めてもそのことだけを考えることができるかどうか。これが事業の成否を分ける事になると稲盛さんは言います。
副題にあるように、潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つ事。この潜在意識を駆使するならば、経営をさらに大きく伸ばすことが出来ます。
意識には顕在意識と潜在意識があります。
顕在意識とは今、目覚めている意識のことで、自在に駆使できるものですが、潜在意識は通常は意識下に沈み込んでいて、自分の意のままにはコントロールで出来ません。
車の運転に例えると、免許を取ったばかりの時は、顕在意識で運転するので非常に疲れます。
しかし慣れてくると、意識しないでもハンドル操作もペダル操作も自由に出来るようになります。それは潜在意識で運転いるからです。
繰り返し繰り返し経験することで、潜在意識を使うことが出来るようになります。
経営も繰り返し繰り返し、強い願望を思い続けることで、潜在意識で経営出来るようになるのです。
(盛和塾会報 塾長講話より)