毎月に1度のペースで「競争戦略論」の勉強会をしています。
今月は私がスピーカーになり、「全社戦略」についての説明をしました。
その中で改めて納得したことがありました。
経営資源の活用についてです。
会社を経営する時、大切な経営資源は「人・モノ・カネ」です。
社長はこれを使って商売をします。
でもこの3つの経営資源は有限な資源です。
効率よく使わないと無くなってしまいます。
一方、別の経営資源もあります。
それは「技術・ブランド」です。
これはいくら使っても無くなるモノではありません。
会社がいくつかの事業を手掛けている時、その事業は同じ経営資源を使って商売をします。
有限な経営資源である「人・モノ・カネ」はその割り振りに苦労します。
しかし「技術やブランド」の様な、無限な経営資源はいくらでも使えます。
埋もれている技術も掘り起こしてみる必要があります。
各事業は同じ経営資源を使いながら、売上を上げる努力をします。
だからこそ事業体がそれそれ単独で運営されては効率が悪くなります。
事業体が互いに良き影響を与える「波及効果」がなければ会社全体の成長は期待できません。
「波及効果」はシナジーとも呼ばれますが、同じ経営資源を使っていることを再認識してその効果を高めること。
これは社長の仕事です。
この勉強会は次回で最終回です。
今後は学んだことをどう生かすか
この課題に進みます。