昨日ある講演会に行ってきました。
そこで紹介された北海道の観光に関する話です。
旅行雑誌「じゃらん」が作成した統計です。
それは各項目ごとに都道府県のランキングが付けられています。
「地元ならではの美味しい食べ物」の項目ではは2位。
「魅力ある特産品や土産物」は3位。
「魅力的な宿泊施設」は8位とだんだん悪くなって行きます。
そして「若者が楽しめるスポットや施設・体験」では11位以下で、「地元の人のホスピタリティ」は20番台だそうです。
これらを見て考えるに、北海道の観光は新鮮な魚介類や農産物に頼って、「おもてなしの心」が足りないのでしょうか。
ヒューマンパワーが足りないようです。
そして素材を観光商品化する努力もまだ足りません。
北海道料理は新鮮な食材を出せばそれだけでお客様は喜ぶと誤解しているようです。
食材が良いからこそ、調理人の腕が上がらない。
努力工夫をしなくても切って出せばそれだけで喜ばれる。
一方、新鮮な食材が手に入らない京都は工夫を重ねて京料理を作り上げました。
最近は北海道の料理人の腕も上がっていると言われています。
これからが楽しみです。
もう1つ。
海外での北海道のブランドは日本の各都府県の中でも高いようです。
しかし札幌の知名度はあまり無いという統計があり、少し驚きました。
私の思い込みで、北海道=札幌という見誤った考えがあったようです。
北海道は観光立国と言われていますが、まだまだ課題は多いようです。