今日は社長の話です。
社員が会社の仕事の厳しさに対して、鍛えられていると思うか、こき使われていると思うか。
それは社長の表現力によって違ってきます。
社員が一生懸命仕事をしているのを認めて、「ありがたい」と思っても、口に出し「ご苦労さん」「ありがとう」と言えるかどうか。
素直にそれを口に出せない社長がいかに多いことか。
社員が頑張った結果を社長が一緒に喜び、「ご苦労さん。ありがとうな」と言ってもらえれば、社員のモチベーションはグーンと上がります。
起業して社員が少ない時は、まだそのような気持をもっている社長も多いです。
ところが会社も大きくなり、それなりに社長としての自信がつくと、それと共に社長の威厳みたいなものを付けようと勘違いする人がいます。
そのような勘違いが起こると、社員から「ありがとうございます」と言われても自分から「ありがとう」と言わなくなります。
そのような言葉を出すことで自分の威厳が損なわれると思っているのでしょうか。
たとえ心の中に感謝の念をもっていても、それを口に出さなければ伝わりません。
社員が高いノルマを達成するために夜遅くまで外出している時、自分も帰らず会社で帰りを待つ社長もいます。
そんな社長が言う「ご苦労さん」の一言が如何に社員の気持ちを奮い立たせることか。
意識して「ご苦労さん」「ありがとう」を口癖にするといいです。