先日あるセミナーに参加して来ました。
その話の中で羊羹の「虎屋」が取り上げられていました。
この「虎屋」は480年続く老舗です。
私は「虎屋」は昔から変わらない、ただの羊羹作りの会社かと思っていましたが、そうではないようです。
常に新しいことに挑戦し続けているそうです。
「虎屋」には「伝統は革新の連続である」という教えがあると言います。
100年以上続く老舗は、ただ昔からの商売のやり方を繰り返しをしているだけかと思っていました。
しかし、それでは世の中が進んでいく中、取り残され衰退していくだけで、100年持ちません。
それが生き残って来たということは、伝統を守りつつも、時代とともに商売の方法を変えて来たからなのでしょう。
表面上は変わらなくても、店が生き残るために、常に動き回っているのです。
それは水の上を優雅に進む水鳥が水の中で懸命に足を動かしているのに似ています。
一方、一般の会社はどうでしょう。
業績が順調に行っていると、そのそのやり方を変えようとしません。
1つの成功体験から抜け出すことが出来ず、何ものにも挑戦しなくなり、自滅していく会社がいかに多いことか。
そんな会社が私の周りにもあります。
「成功は1日で捨て去れ」と言っているユニクロの柳井正氏の言葉の通りです。
同じ老舗である伊勢の「赤福」はどうなのでしょう。