安岡正篤さんの本を読むと「命(めい)」について書かれていました。
「命」というと普通は「いのち」と理解しますが、それは「命」の一部です。
自分がどういう素質や能力を天から与えられているのか、それを「命」と言います。
それを知ることが「知命」です。
私達の身近にある言葉で「命名」というのがあります。
「命名」とは、生まれてきた子供に単に名前を付けるということではないのです。
安岡さんは「この子はこの名前の如く生きねばならない。こういう必然、あるいは絶対の意味を持って付けて初めて命名ということが出来る。」と書いています。
子供が生まれると最近は変わった名前が多くなっています。
また、字画がいいからと言って決めています。
私もそうでした。
でもそれは「命名」と言わず「付名」と言うそうです。
「命」には運命、宿命、立命など大事な言葉の中に使われています。
これから少し「命」について考えてみようと思っています。