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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

お客様に尊敬される

昨夜は「身丈会」という勉強会がありました。
今回も稲盛和夫さんの著書、「心を高める、経営を伸ばす」の中から学びました。
この本の中に「お客様に尊敬される」という項目があります。
「いい品物を安く、正確な納期で、そして素晴らしい奉仕の精神でお客様に提供することで、信用を得れますが、売る側に徳性や人徳があるとしますとそれは信用を超えて、お客様から尊敬されるという状態になります。」
「商いの極意というのは、お客様から尊敬されることだろうと考えます。」
この項目を読んで思うことがあります。
ある回転寿司の店が食中毒を起こしたことがあります。
勿論その店は営業停止になりました。
驚いたのはその時とった経営者の行動です。
その時、その経営者は自主的に系列の店全てを営業停止しました。
それも2ヶ月間ほどにわたってです。
普通、食中毒などの営業停止は起こした店のみで、期間も1週間ほどでしょうか。
それを自主的に全店を2カ月ほど営業を停止し、原因追求とその対策に努めました。
営業停止期間中は、各店の前で社員が店に来られたお客様に対してお詫びとともに次回来店したとき使える500円の割引券を配っていました。
この一連の動きは経営者のお詫びの気持ちがよく分かる行動でした。
そして、その行動はお客様に理解していただけたのでしょう。
再開した回転寿司の各店は以前に増して繁盛しています。
一度大変なことを起こしましたが、それに対する姿勢と行動。
これもまた「お客様に尊敬される」姿だと思います。
私はこの一連の流れを見てもう1つ思うことがあります。
2ヶ月間も営業をやめていても、会社が存続できたことです
思うに、それはその回転寿司の会社がしっかりした内部留保があったからでしょう。
2ヶ月間も営業しなければ普通の会社は資金的に持ちません。
「稲盛さんは税金も経費とみなし、節税などということをせず、税金を支払いながら内部留保を高めることが会社を強くすること」と言っています。
全てのことは繋がっています。
尊敬される会社にするためには強い会社でなければならないのです。

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