今年の10月から「マイナンバー」がスタートします。
この法律は2013年の5月に成立しましたが、すんなり成立したようで、その時の状況は私の記憶にありません。
私が学生時代、佐藤栄作内閣の時に一度「国民総背番号制度」が実施されようとしました。
その時「徴兵制につながる」と野党やマスコミが批判し反対しました。
同じ「国民総背番号制度」が「マイナンバー」として登場し、今度はすんなり成立したのです。
その背景にある一番の理由は「年金不正処理問題」や「税金逃れ」があったようです。
それにしても昔あんなに反対運動が起きたのに、すんなり通過したことに少し違和感を感じます。
現在の情報化社会では仕方がないかと思いながらも、全てが国に管理されるということは抵抗があります。
決して悪いことをするつもりはありませんが、この制度では将来個人生活まで知られてしまいます。
知ろうとすれば、その人の趣味・趣向までわかってしまいます。
あと残されるのは「心の自由」だけと思いますが、それもテレビやネットで情報操作されるかもしれません。
これから「どのような世界になるか?」と少し不安です。