先日のテレビで、今治タオルの偽装問題が報道されていました。
日本の繊維関連会社は長い間中国製品などに押され苦しんできました。
その中で愛媛では何年か前に苦労して今治タオルブランドを立ち上げ、一気に人気が出てきたのです。
そのな中での今回の偽装問題。
今治タオルを作っている中の1つの会社が起こした問題ですが、それだけでブランドに大きな傷を付けていましました。
日本ではその他にも多くの会社の偽装問題が起きています。
化血研という会社も大きな問題を起こしています。
偽装は会社ぐるみもあれば、現場責任者の独断もあるかもしれません。
偽装ではありませんが、以前は食品工場で異物を入れるという問題も起きています。
1つの偽装が会社の存続問題に発展していきます。
経営者が知らない間に現場で起きたからといって言い訳はできませんん。
日本人の考え方が変わってきたのでしょうか。
私たちが親から教えられた「正直に真面目に生きる」という「当り前」のことができていない。
日本人は昔から「正直に真面目に」モノを作ってきました。
だからこそ日本製品は世界から信頼されているのです。
このままではその信頼が崩れてしまいます。
年末のこの時期、経営者は今年の反省と来年の構想を考えているかもしれません。
利益率や効率などの数字も大切ですが、自社で「当り前」の土台が出来ているのか。
それを改めて考えてみるいい機会かと思います。