斎藤一人さんの本を読んでとてもいい話が書いてありました。
それを紹介します。
斎藤さんは自分が元気で機嫌がいいことを「上気元」と言います。
大事なのは自分が「上気元(じょうきげん)」でいるために意識することです。
世の中には、自分の思い通りにいかないことなんて山ほどあります。
それをいちいち、自分の思い通りにいかないからといって自分の機嫌を損ねていったら、ずっと腹を立てていなないといけなくなってしまいます。
だから自分の機嫌はしっかりとること。
機嫌をとる時に大切なのは、自分に起こった出来事をどうとらえるかということ。
どんなことが起こっても、「自分の機嫌をとる」という習慣を身につけること。
どんなことが起こっても、自分に起きた現象は自分にとって一番良いことだと思うようにする。
訓練・修行だと思うこと。
そして自分の器を大きくするための訓練だと思えば良いのです。
自分の機嫌が良くなるようにするために必要なのは"理性"です。
腹が立つのはそこに感情があるからです。
仕事や商売で失敗する人って、えてして我の強い人が多いんです。
そういう人は自分の個性を出そうとするんです。
でも個性と我は違います。
何か強い人は常に自分が正しいと思いたいのです。
でも仕事や商売では正しいかどうかは自分が決めることでなく、お客様が決めることなんです。
自分"が"という「我」を無くしていけば自然と器量は大きくなっていくのです。
「あいつが許せないです。あいつにされたことを思うと、悔しくて夜も眠れません!」そのように言う人がいるけれど、その人が眠れないほど悔しがっている時に、その相手は気持ち良く寝ているのです。
結局、「許せる」「許せない」というのも、どっちが得かということです。
許せない相手を恨んだり、憎む日々を過ごすのが得なのか。
それよりも、その時間とエネルギーを他のことに使って、自分が楽しく、幸せになることに使った方が得なのかということです。
人を許せるのも器量です。そして許せることの多い方が、人は幸せになれると思います。
いつも「上気元」でいられるために必要なのは「意思」です。
天気は自分で決めることはできません。でもその天気がいい天気か悪い天気かは自分が決められるのです。
雨が降ってきたら「外に出られなくて嫌な天気だね」というのか「いいお湿りだね」「草木も喜んでいる」というか、その人の意思が決めることです。
以上が斎藤さんの言葉です。
大事なのは自分の「心」です。
その「心」が「上気元」でいるための方策が述べられています。
皆さんも参考になれば・・・・・