「経営学を学んだから経営者になれるとは限らない」
松下幸之助さんが言った言葉です。
当たり前のことですが、◯◯大学卒業と聞くとそれだけで「すごいな!」と思ってしまう。
MBAを取得したというと、素晴らしい経営ができると思ってしまう。
そんな傾向があるようです。
近頃ネットでも流れていますが、ある経営コンサルタントの経歴詐称問題。
これは大手テレビ局もまんまと騙され、コメンテーターとして褒め称えていました。
今、経歴詐称が問題になっていますが、本当の問題はそこではないと思います。
「ハーバード大学を卒業し、MBAを取得しているから経営のことがわかっている」
そんな理由でテレビ局はコメンテーターとして採用したのでしょう。
一般評論家として経済・経営を語ることは誰でもできます。
しかし本当にその人にコンサルタントを依頼して業績が上がるのか。
大学で経営を学んで、本をたくさん読んだからといって知識だけで経営はできません。
汗を流し、悔し涙を流して経験したものこそ本物だと思います。
今、企画していることがあります。
起業して、懸命に働いてもなかなか業績が上がらない。
そのようなことで思い悩んでいる起業家が多くいます。
その時に大切なのは相談できる人です。
経験豊かな経営者に経営相談をする。
現場から得た本当の経営知識を教えてもらう。
そのような、起業家と経営経験豊かな中小企業経営者とがつながる「場作り」を考えています。
その場で良きメンターと出会うのです。
そのメンターとはその場限りではなく、その後も起業家の経営のアドバイスをいただくのです。
専用のメンターとなっていただくのです。
現在は企画の段階ですが、具体的な形に持っていきたいと、同じ志の人と企画を進めていきます。
私自身も起業メンターですが、これから多くの経営者にも起業メンターになっていただき、起業家の事業成功率を高めていきたい。
それが目的です。