京セラフィロソフィの30項目に掲載されています。
稲盛さんは次のように話しています。
「困難な状況に遭遇しても、決してそこから逃げてはいけません。追い込まれ、もがき苦しんでいる中で、『何としても』という切迫感があると、普段見過ごしていた現象にもハッと気付き、解決の糸口が見つけられるものです。
火事場の馬鹿力いう言葉があるように、切羽詰まった状況の中で、真摯な態度で物事にぶつかっていくことによって、人は普段では考えられないような力を発揮することが出来ます。
人間はえてして易きに流れてしまいがちですが、常にこれ以上後に引けないという精神状態に自らを追い込んでいくことによって、自分でも驚くような成果を生み出すことが出来るのです。」
この「困難から逃げてはいけない」とは、経営者として大切な心構えです。
社長の「地位」と「待遇」がいいのは、会社の全ての責任を負うことへの報酬です。
最後まで戦うのは社長です。
昨日㈱ビジネスバンクの浜口社長が来社されました。
その時の話を紹介します。
今の経営者はすぐあきらめてしまう人が多い。
どんなうまくいっている様に見えるいる会社でも浮沈の時はあります。
それがわかっていない。
浜口さんの会社もそうですし、私の会社もそうです。
そこを頑張ったから今があるのです。
底を這いずりながら頑張り、そこから復活すると人間が変わります。より強い経営者になれます。
今、起業家に必要なのはここです。
壁にぶつかった時こそチャンスと思うのです。
そこを乗り越えれば起業が成功するのです。
そして私が思うに、目先が利き、賢そうな人は、物事がうまくいかず困難なことにぶつかると、そこを避けてすぐ違うことをしようとします。
楽な方楽な方に行こうとします。でも結局行き止まりになります。
稲盛さんはこの「自らを追い込む」の説明の最後に書いています。
「私は社員にも『神様が手を差し伸べてくなるほど。一途に頑張るのだ。そうすればきっと啓示がある』と言ってます」と
私は今まで「頑張る」という言葉についてこのブログで何回も書いています。。
でもやはりこの言葉が重要です。
頑張れ!頑張れ!