新聞に最近日本では起業を志す人が減っていると出ていました。
一方アメリカでは新たな起業ブームが起きているとのこと。
国民性が違うからでしょうか。
日本とアメリカの起業に対する考えの違いは、何百年間の歴史が生んだ国民性によるものと私は思います。
アメリカは新天地を求めて来た人たちの子孫です。
国や何かから束縛されるのを嫌う独立志向が強いのかもしれません。
一方、日本は江戸時代から士農工商の身分制度があり、自分の立場や地位を守り続けることが求められ、特に商人は丁稚奉公から始まり終身奉公することが求められていました。
独立するといっても「暖簾分け」という程度だったのでしょう。
その風潮・考えが現在まで続き、日本人の起業に対する考え方になっていると思われます。
その為日本人にとって、急に「独立せよ!起業せよ!」と言われてもそう簡単に切り替えができないのです。
個人の頭の切り替えばかりでなく、世間もです。
まだ、会社勤めが良いと選択されます。
このように起業に対する国民性が違うと言っても、やはり起業は大切です。
「起業と技術革新こそが繁栄をもたらす」とアメリカの大学教授が言うように、日本で起業を志す人が減少していくと日本の将来が不安になります。
前にもブログに書きましたが、起業を志す人を増やには、起業で成功した人をクローズアップするべきです。
身近に起業に成功した人がいれば憧れます。
その為には成功者を増やすために皆で支援・応援する体制が必要です。
起業を支援するのではなく、起業した事業が「成功する」ように支援することです。
私も微力ながら努力しているつもりですが、周りにいる同じ考えの人達との協力は不可欠です。
多少なりとも利害関係を意識している人もいますが、それを乗り越えて起業家を支援・応援することが今重要です。
日本で広範囲にそれを進めている民間の団体はインターネットサイトの「起業SNS」や「NICe]ではないでしょうか。
これから益々その役目は重要になってきます。