新聞などの報道では、日本の学生の留学希望者が少ないというのがあります。
それに比べ、中国の学生の留学希望者の多いこと。
あるデータによるとハーバード大学の学部と大学院の学生数は
日本人:107人に対して中国人: 421人と言われています。
日本人は減少傾向にあり、中国人は増加傾向にあります。
中国人は昔から海外志向が高かったようです。
アメリカをはじめ世界の各国に中華街があります。
ご存知かもしれませんが、中国には「三刀」という言葉があります。
3つの刃とは包丁、ハサミ、カミソリのことです。
調理人、仕立て師、理髪師として三刃さえ持っていれば、どこでも生活していけるという生活能力の高さがあります。
伝統的に中国人には海外志向が高かったようです。
対して日本人には「三刃」にあたるものは何か?
私にはなかなか思いつきません。
ただ、「三刃」という言葉から、誰にも大事なことがあります。
それは自信の持てる技術や能力を身につける、またそれを伸ばすことです。
仕事や勉強ばかりでなく、遊びでもいいでしょう。
プラモデルを作らせれば誰にも負けにも負けない。
字が上手で、習字に関心がある。
食べることに対しては執着心が強く、グルマンとして身を立てる。
ファッションに興味がありスタイリストとして生きて行く。
自分をもう一度見つめ直して考えてみる。
そして自信の持てる好きなことを見出す。
それが今の若者にとても大切なことのように思います。