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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

教育国債

「大学の授業料免除など教育無償化」ということが国会などで議論されています。
その財源はまたもや安易な国債発行。
来年度の日本の予想歳入は57兆円です。
その歳入の98%が社会保障費と国債費に使われます。
残りあと2%しかないのです。
国債費だけで23.5兆円です。
(国債費とは公債や借入金の償還,利子の支払いに必要な経費)
予算の残り分は国債発行で穴埋めしています。
本来は歳入だけで予算が作られるべきです。
日本の予算作りは国債頼みとなっています。
その現状なのに新たに「教育国債」を発行する。
子供の世代にツケを回すだけです。
また、「大学の授業料免除など教育無償化」そのものに問題があります。
その考えのベースには、大学に行く子供だけを重視しているように思われます。
子供の進む道は様々です。
子供の適性やまたその環境によっては職人の世界に入って行く者もいるはずです。
「大学の授業料免除など教育無償化」は職人や専門の世界に入る子供たちには関係ないことです。
長い期間コツコツ技術を積み重ね、培われてきた日本の技術。
日本が世界に誇れる伝統的技法は、地道に手に職を付けてきた若者がいたからこそです。
ビル建築も優秀な鉄筋工や型枠工がいるからです。
日本の経済、伝統の基になっている職人の世界に入って行く若者達。
もっと優遇されていいはずだと思います。

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