ある本を読んでいて、気付かされたことがあります。
営業に関することです。
営業する時、目標があり、それを達成するために、あと何個売らなければならないと思い、片っ端から電話を掛け、訪問したりします。
それは自己都合で売り込んでいることです。
当たり前のことですが、そのような営業はお客様が買ってくれるかどうかで目標の達成が決まります。
目標達成がお客様次第となり、自分でコントロールが出来なくなります。
そうなるとストレスを感じるとともに自己嫌悪に陥ります。
そこで自分で営業をコントロールできる方法は何かを考えてみます。
思い切って目標設定を変えます。
目標をお客様に「商品を売ること」でなく「商品の良さを伝えること」とします。
商品サービスの品質を上げることを目標とします。
その目標なら自分でコントロールできます。
自分都合で商品を売るのでなく、お客様サイドに立ち、商品の良さを伝える努力をするのです。
商品の良さを適切に伝える内に必ず買ってくれる人が出てきます。
「お客様の役立ちたい」という自分の思い。
そこに目標を置くのです。
そうすればストレス無く目標が達成され、課せられたノルマも達成できるのです。
私は色々な営業をしてきました。
銀行で預金勧誘。
ホテルで宴会・婚礼の営業。
住宅会社での住宅販売
不動産会社でのテナント集め。
売上という目標を達成するために懸命に営業しました。
無理強いして、お客様から水を掛けられたと言うことを自慢する営業マンもいました。
そこにはやりがいとともに激しいストレスも感じていました。
やはり自分都合で営業していたのだと思います。
視点を変えて、お客様サイドに立って営業する。
そんな当たり前なことが出来ていなかったのです。
今はもう既に遅いですが、改めて反省しています。