ズルをするわけではない。
勿論法律に違反することでもない
少しくらいなら甘え、緩めての良いのかなと思うことがあります。
がんじがらめに自分を縛る付けるとストレスが増えると言う人もいます。
でもそれを許すと、自分の自分に対する規範が崩れてしまう。
矜持が失われてしまうことになります。
これは経営者が持たねばならない心構えです。
常に社員から、世間から見られています。
自分に甘くして、少しぐらいズルしても誰も文句は言いません。
でも、ズルした事実は自分は知っています。
知っていて、知らんぷりは出来ません。
もしもそれが出来た時、その時から上に立つ者としての矜持は失われてしまいます。
「たかがそんなこと!」
と思った時から経営者失格です。
経営者には倫理観が求められます。
如何に自分に厳しく出来るか。
昨今、日本の大企業で起きている倒産の危機と言われる不祥事。
その始まりは取るに堪えない些細な事だったのかもしれません。
しかし倒産の危機を迎えたのは、それを見逃し続けた結果です。
後になって考えてもその原因は分からないでしょう。
その始まりはいかにも些細なことだったからです。
「自分に厳しく!」
上に立つ者の志です。