昨夜、月に1度開かれる西サッポロビール会がありました。
この会はサッポロビールを飲むのが目的の会で、参加しても気張らず大変気軽な会です。
サッポロビール側としては自社ビール販促の一環でしょうが、始まりは明治41年、北海道で生まれたビールを道内に広めるために発足されました。当時の発足人は、現在の北海道大学の教授たちでした。
現在も札幌を中心として各地で開かれています。
この会には私の父も参加していました。私はそれを引き継いだ形です。
昔はこの会に入ることがステータスシンボルで、地元の有力者が中心でした。
しかし他の会と同様に、年々会員は高齢化し、「元現役」の人達ばかりの会になっていました。
61歳の私が下から2番目に若いという超高齢の会でした。
最近若い人達を入れて活性化しようという機運が高まり、昔の様なハードルを設けず、広く参加者を集めましたところ、この1年の間に10人ほどの若い人達(30歳代40歳代)が入会しました。
そこで気付いたのですが、利害関係なく、ただビールを飲むだけが目的の会で、年の離れた人達の交流は双方にとって意味あるモノのように思います。
若い経営者にとって仕事から離れ、年配者と交流することで人生の知恵を学び、年配者は若い人から、今の新しい情報を聞くのにビールは口を滑らかにします。
メンバーの中には地元琴似神社の宮司さんもいます。
琴似神社の祭典にはこのビール会の人達がその主だった氏子として運営しています。
地元の年配者と若い人の交流が生まれることで、地元で働く人達の応援団が出てきそうです。
これから益々楽しみです。