昨日に続き、父の葬儀で感じたことを書きます。
父の葬儀を通して多くの人達のお世話になりました。
病院で死に、看護婦さんには父の身支度をしていただきました。
知人の葬儀社に連絡すると夜の8時過ぎにも関わらず、車で自宅まで運こび、お坊さんには10時頃枕経を上げていただきました。
11時には「死に化粧」と続きました。
納棺の時は納棺師が来て、父が来ていたスーツを着せて整えます。
この間家族はただ見ているだけです。
告別式後は火葬場です。
札幌に新しく出来ました火葬場です。
ここはPFIで運営されています。
その為かホテルのロビーのような豪華で明るい作りになっていました。
迎えてくれた係の人達はほとんどが女性で優しい応対です。
火葬場にこれほどの女性が働いているのかと思うほど多いのです。
応対も良くサービス業との印象です。
この度の葬儀を通して特に感じたのは、葬儀という不祝儀にこれだけの人達が職業として選び、働いているということ再認識しました。
他人の死にここまで携わり、それを通して社会貢献をしています。
人が嫌がることを一生懸命こなし、感謝されている仕事です。
人は自分の職業を選ぶ時、華やかで給料が高く、カッコいい仕事を選びます。
銀座のOLを選ぶか、火葬場の仕事を選ぶかと言えば、ほとんどの人は銀座のOLを選ぶでしょう。
火葬場の仕事を選んだ人は「仕方がなく」とか「給料が高いから」という理由だったのかもしれません。
それでも私は無条件で頭を下げ感謝します。
係の女性の手首にしっかり数珠が捲かれていたのは印象的でした。