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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

高齢化社会

知人が主催するセミナーに行ってきました。

「ほっとけない介護セミナー」と題し、介護の現状の勉強です。

私も親と同居し、86歳の母親の世話をしています。

と言っても主に妻がしてくれています。感謝

2008年9月末のデーターがあります。

65歳以上の人口は2,877万人。そのうち要支援・要介護認定者は462万人で、6.2人に1人の割合になります。

これから2年ほど経つと団塊の世代が65歳に突入してきますので、この割合が急増します。

在宅介護の場合、要介護度に応じて介護保険から給付される支給限度額が決められています。

在宅サービスにかかった費用が限度額以内の場合に自己負担は1割です。

限度額を超えると超えた分が全額自己負担です。

限度額は月額で「要支援1」の49,700円から「要介護5」の358,300円です。

この額でも不十分と言われています。

一方、別のデータとして2006年度の社会保障給付費は89兆円を突破しています。

その内訳は高齢者関係費が69.8%です。

それに対して育児支援など児童・家庭関係費は4.0%と驚くほど少なく、この比率はここ数年ほど固定しています。

私は61歳で数年で65歳になります。

高齢者となった時、自分のことを考えれば手厚い介護体制を願いますが、この数字を見ると、児童や若年層に対しての支援体制を充実していかなければ、日本の将来が不安です。

先日北海道大学の山口教授が話したことが日経新聞掲載されていました。

「団塊の世代は食い逃げするな」という趣旨で書かれています。

恵まれた環境で定年まで過ごし、金銭的にも豊な団塊の世代は若者へ寄付などを通じて助けるべきであると言っています。

確かに団塊の世代は学園紛争で燃えながら、就職難など経験せず、高い初任給を受け、結婚すれがマイホームパパになり、好景気を経験し、それなりの財産も作ってきた世代です。

定年になったからといって、単に自分の趣味なりの私生活に埋没するのでなく、世の中で恩返しする活動をしなければ罰が当たります。

私も罰が当らないように頑張ります。

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