昨日も外食をしました。
今回は86歳の母も含め総勢6名で、フランス料理店に行きました。
その店は山の上にあり見晴らしが良く札幌の街が一望です。
母の日も近いことですし、食事の目的は母を喜ばせることでした。
ランチメニュ―なのでセミコースの料理でした。
なかなか美味く2時間ゆっくり食事をしました。
その昼のお客は私達6名の他に2名のお客、計8名だけ。
店は山の上にあり、ほとんどが予約客なのでしょう。
「8名で儲かるのかな?」という疑問が起きました。
1名2800円のランチが8名で売上22400円。
材料費率30%として粗利益は15680円です。
夜も営業していますので、少なくても同じくらいの金額があれば1日31360円の粗利益になります。
月25日営業とすれば月間78万円近くの粗利益です。
運営を家族だけでしているとする、人件費がかからず、何とか店の運営は出来るのではないでしょうか。
以前読んだ「餃子やと高級フレンチではどちらが儲かる?」という本を思い出しました。
読んだ方も多いでしょう。
フランス料理店と餃子店では限界利益率(粗利益率)が違います。
フランス料理店は客単価を高めて、限界利益を高くしなければ商売が成り立たちません。
逆に餃子店では客単価が低く、限界利益率が低いので、客数を増やさなければ成り立たない。
この本は会計について書かれており、結論としてどちらが儲かるとは書いていません。
ただ限界利益率を高くしなければならないフランス料理店は固定費がかかるということが理由です。
そうすると、先ほどのフランス料理店では、最大の固定費である人件費が家族ということで、成り立っているのかもしれません。
勿論、紹介しましたフランス料理店が本当に家族経営しているかはわかりませんが・・・・
2800円のランチはランチといて考えれば高いです。
そう頻繁にいけませんが、環境と美味しさで考えると決して高くはありません。
機会があればまた行きたいと思うレストランでした。
レストランの名前は秘密にして置きます。