昨日は「良き仲間」というテーマでブログを書きました。
今日はその「仲間」つながりで書きます。
起業する時、1人起業もいるでしょうが、何人かで起業することも多いでしょう。
兄弟、友人等のつながりで起業する方が心強いと思います。
仲のいい友人と起業する時、初めはいいのですが、ある程度起業が順調に進んだ時、リーダーシップの問題が起きます。
誰がリーダーなのかということです。
普通は社長がリーダーだというのが常識ですが、そうでない場合もあります。
多いのが「仮社長」です。「当面は仮に社長、専務、常務で行こう」ということで起業を始めてしまうことが多いです。
共同責任で始めると、責任の所在、権限の所在が不明になりがちです。
仲間で起業して成功した例はワタミ創業者の渡邉美樹さんでしょうか。
また、資金も多く出し、ビジネスアイデアも提供したのに、人の管理が嫌だということで、社長なのに重要な仕事を人任せにする人がいます。
重要な仕事を人に任せると「権限」と「権力」が知らぬ間にその人に移って行ってしまいます。
規模は違いますが、以前アップルのシティーブ・ジョブズは自分が採用したジョン・スカリー(元ペプシコ社長)に追い出されてしまったことがありました。
ナンンバー2を選ぶ時は能力よりは、その人に「人間性と忠誠心があるか」が重要なポイントになります。
兄弟で起業する時は、長男・次男の序列がありますので比較的リーダーシップは取れます。
しかし、兄弟だからということで甘えも生まれる余地もあります。
兄弟だからそこ、それも許さないリーダーシップを発揮しなければならないのです。
社長というトップは孤独なものです。
それを覚悟し、「甘えたい」とか「頼りたい」という気持ちを捨てなければ、成り得ないのが社長という仕事でしょう。