〒063-9812 札幌市西区琴似2条4丁目1番24号 ヤマチビル2階
株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

話を聞いてもらうために

人の話を聞く時、素直に聞く人と、斜に構えて聞く人、全く聞く耳を持たない人とさまざまです。

それは耳に栓をするとか、耳を塞ぐとかしているからです。

もしかしたら、その人は本当はいい話しをしているのに「何となく嫌な人だから」とか「あまり大したことのない人だから」とかの理由があるのかもしれません。

でもそれはもったいない事です。

それに似たような話です。

私の若い頃、好きな歌手がいてその歌が好きだったのですが、ある時その人がスキャンダルを起こしたため、その歌も聞きたくないと思ったことがありました。

その時友人から言われたのが、「歌が良ければその歌っている人間がどうであれ、関係ないはず。良い歌は良い歌なんだから。」と

それと同じように、話している人に対しての先入観を持たずに、「いい話しかもしれない」と話を聞く姿勢は必要なのです。

そうでなければ耳触りのいい話しか聞かず、自分の考えがますます狭くなってしまいます。

自分と考えが違う人の話も「成程」と思える心の広さも必要です。

一方、逆に話す人間の立場に立てみれば、「自分の話を聞いてもらえない」というのも問題です。

特に経営者として話す力は重要です。

大切な話をしても伝わらない。それでは人は動きません。

社員や得意先、銀行などに話をする時、信用して聞いてくれるかどうか、そして行動してくれるか。

人を動かすことので来る経営者が成功します。

聞かない人が悪いのではありません。聞く耳を持たせるように努力しなければならないのです。

人が話を聞いても動かないのは、その経営者の考え方、姿勢が大きく原因してきます。

耳を傾けてくれるだけの話の内容と共に、人としての考え方がしっかりしていなければ、社員も得意先も銀行も聞いてくれ、動いてくれません。

経営者は普段からの行動が信用されるかどうかにかかっています。

素晴らしい経営者、成功する経営者は、良い話しをするより前に、耳の栓を抜いてあげることが出来る人なのです。

-起業メンター日記
-

© 2024 札幌オフィスプレイス Powered by STINGER