途中から見たのですが、長寿を促す遺伝子が見つかり、100歳寿命も可能だとのことです。
その遺伝子は老化要因を抑える効果があり、アメリカでは既にそのサプリメントも売られ、大変な人気だそうです。
その番組では、あるアメリカ人はそれまで食事に気を付けていたけれど、そのサプリメントが出てからはそれを取れば平気だと、好きなモノを食べるようになった様子が映されていました。
平均寿命が100歳という現実は充分予想されることです。
ある統計では、日本は1900年の男女の平均寿命は44歳。
それが1999年には81歳になっています。
約100年で37歳延びたのです。
勿論、新生児や幼児の死亡率が減少したことも要因ですが、確実に平均寿命は増えています。
今後本当に平均寿命が100歳になるかどうかは別にしても、元気な高齢者が増えることは確かです。
今、年金問題から退職年齢の引き上げが論議されていますが、年金の問題ではなく、もっと別な観点からこれを論議しなければ、何もしない高齢者が増えるだけで、社会問題化する可能性があります。
単にボランティアや趣味に生きるだけでは、勿体ない。
60歳からの起業を謳う本も多く出ています。
私も60歳以上の人達の起業がもっと出てもいいと思っています。
アントレプレナーというと若い人の起業と思いがちで、現に公的支援もその考え方のようです。
60歳以上の起業は身の丈でいいのです。
自分の好きなこと、身の回りで興味あることから始めます。
そして万が一、将来事業が大きくなった時は、若い人に引き継ぐことで、高齢者の仕事は終わります。
60歳から新しいステージに立ち、事業を立ち上げ、それを社会に残していく。
小さくても多くの独立した人達が活躍する社会。
そんな高齢者社会なら、若い人達にも喜ばれ、参加意識が高盛ると思います。
「高齢者の増加⇒公的依存の増加⇒若い人への負担増⇒高齢者厄介者」という考え方にならない方策が長寿社会には必要です。