今朝の日経新聞の「春秋」に本の業界のことが書かれていました。
今月から来月にかけて幾つかの出版社が「責任販売制」を導入するそうです。
従来、本の業界では本の仕入れは「委託販売」という仕組みになっています。
これは、本屋が本を仕入れて販売して、もしも売れ残った場合は出版会社に、仕入れ価格で返却出来るというものです。
一般の業界では仕入れて売れ残った場合は、その店の責任で処理するのが普通です。
本の業界でもやっとその常識が始まります。
「委託販売」という制度は、売れ残りを引き取るということで、出版会社はそのリスク分を卸価格に上乗せしています。必然高くなります。
「委託販売」というのは問題あると昔から言われてきました。
もちろん「委託販売」によって、小さな本屋でも多くの種類の本を販売できるというメリットもあります。
しかし、この方式をとる本業界は「遅れている業界です」
「これから、起業・新事業を考える時、狙うべきは『遅れている業界』」と言った人がいました。私もそう思います。
次回のブログで、「遅れている業界」から新しい仕事が生まれた実例をお話しします。