今朝は私の事務所で朝食会と称した勉強会がありました。
毎月第3火曜日、出勤前の7時30分から1時間ほど開きます。
今回は「宇宙船地球号は、今」という題名でのお話をしていただきました。
以下はその受け売りです・
「宇宙船地球号」という言葉は1951年頃にバックミンスター・フラーが用いた言葉で、「宇宙船地球号操縦マニュアル」という本を書きました。
この中では「宇宙船地球号はあまりにも見事にデザインされた発明」であり、「船内で生命を繰り返し再生出来るように、実に驚くべきデザインとなっている」等と地球をとらえています。
後にアメリカの経済学者のケネスEボールデンは「宇宙船地球号」は「無限の蓄えはどこにもなく、採掘するための場所も汚染するための場所も無い」と言っています。
即ち、再生出来るのではなく有限の存在だと言っているのです。
また、「エコロジカル・フットプリント」という言葉をご存じでしょうか?
ウィキペディアでは「エコロジカル・フットプリント」(ecological footprint:EF)とは、地球の環境容量をあらわしている指標で、人間活動が環境に与える負荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した数値です。
通常は、生活を維持するのに必要な一人当たりの陸地および水域の面積として示されます。
これは「宇宙船地球号」は有限のものであることが前提になっています。
日本人の現在の様な生活レベルを全世界の人が維持しようとすると、地球が2.4個必要であり、アメリカのレベルだと9.5個必要になるのです。
如何に地球に負荷を掛けない生活をしていかなければならないか。このままでは人類は滅亡してしまうという警告です。
「便利さ」を追求した結果です。
「不便」を知ること。「不便」を楽しむこと。そのような心構えがこれからは必要で、そのことを子供たちに教育していくことが大切ではないかと思います。
北海道はこれから冬を迎えます。
完璧な除雪、ロードヒーティングで雪を溶かし家の周りに雪が無くなるという快適さより、必要最低限の除雪、ロードヒーティングを使わず、出入りする道は狭くても生活することが出来ます。
また、北海道の車が全て4WDの車であれば、少しくらいのワダチ道でも楽に走れます。
福島の原発事故と今日の勉強会の話はつながります。
私たちは早急に自分達の生活を見直す必要があるのです。