日常、生活している中で、自分のお気に入りというものがあります。
身の回りにあるものの中で、私が気に入っている物の1つに酒器があります。
酒器も色々な種類がある中で、どうしてもその器に手が行きます。
ところがその気に入った器に限って、割ってしまうのです。
先日も続けて、大事に使っていた猪口を2つ、ウイスキーグラスを1つ割ってしまいました。
普段使いのグラス等はもう10年以上も使っても割れていません。
不思議なものです。
その気に入ったウイスキーグラスは3000円弱の価格です。
すごく高いものではないと思うのですが、家内からは「そんな高いグラスなの?」と言われてしまいます。
昨日そのグラスを購入した酒器関連を販売している女性が来社しましたので、改めて1個買いました。
彼女と仕事の話をしていると、最近の傾向を話してくれました。
お客様の中で少し高いものを買う人が増えているそうです。
インターネットで販売しているのですが、北海道の人より西日本の人の方がそういう傾向が高いとのことです。
バブルの頃の様に、ただ高いモノが売れたのとは違い、今は自分が気に行ったののなら若干高くても買おうとする人が多くなったのでしょうか。
ヒット商品のキーワードの一つに「手の届く贅沢」があります。
生活はシンプルにして、本当に自分の気に入ったものだけを使って暮らしたいという傾向があるようです。
私は早速買ったグラスでウイスキーを飲みました。
高いウイスキーではありませんが、他のグラスで飲んだ時より美味く感じるものです。
昨夜は少し「手の届く贅沢」を楽しみました。