今は大変なにぎわいだそうです。
以前は西武が入っていたのですが、経営不振のため撤退した後にはいってきました。
西武有楽町店が入居したのは1984年で有楽町センタービル(マリオン)に阪急デパートと並んで開業しました。
開業当時はバブルの頃で物凄いにぎわいでした。
それが1991年頃バブル崩壊と共にデパートの人気が下がりはじめました。
デパートの時代が過ぎ、とうとう西武有楽町店は去年12月に閉店しました。
その建物を引き継いでのルミネの開業です。
建物の外観等の大幅な変更はせず、そのまま内装を変えてだけのオープンの様です。
このルミネ有楽町店のにぎわいは一時的かもしれませんが、ルミネは若い人達に人気のある会社なので、案外長く人気が続くと思われます。
このように経営や運営がうまくいかない店やホテルが、経営者が変われば一気に良くなるという話は良くあります。
勿論、投資コストが違います。
100億円かけて作ったデパートも、その投資に合ったほども収益が出なければ撤退します。
しかしそれを引き継いだところが20億円で買収し運営すればそこそこの収益でも十分成り立ちます。
今は積極的経営をする企業にとって、いい物件を相当安く買収し事業展開する絶好のチャンスなのかもしれません。
ただ投資効率ばかりでなく、人の経営手腕で変わることも多いのです。
株式会社ミスミという会社は現在三枝匡氏が会長です。
三枝氏は以前「V字回復の経営」や「戦略プロフェッショナル」等の本を書き、私も熱心に読んでいました。
その三枝氏が2001年に請われて株式会社ミスミ入ってから、同社は凄い勢いで業績が回復し、現在優良企業になっています。
また、ハンバーグのマクドナルドも現在の原田泳幸氏になってから業績が回復して、過去最高利益を出しています。
日本マクドナルドは藤田田氏が創業して業績を拡大していきましたが、藤田氏が亡くなってから業績が低下してしまいました。
その後原田氏によって業績は回復したのです。
同じ場所で、同じ会社で、なぜ人によって業績が変わるのかを考えることが大切です。
私が若い頃ある部門の責任を負わされていましたが、業績が良くありませんでした。
その時父に言われました。
「お前に代わって誰かが責任者になり、業績が良くなったとしたら、どうする!悔しくないか?」と。
「だから頭を絞って絞って考え、方策を考えろ!」と言われました。
その時会社経営も運営も「人による」ということが良く理解できました。