昨夜は2回目の社長講座を開きました。
題材にしたのは売上です。
売上とは何から成り立つのでしょうか?
突然聞かれると戸惑うでしょうが、売価×数量です。
当り前のことです。
でも当り前のことですが、これを良く踏まえないと前へ進めません。
次に売価構成はどうでしょうか?
売価=仕入単価+粗利単価です。
それでは粗利は何から構成されているでしょうか?
粗利=固定費+利益です。
経理を知っている人には、こんな簡単な事と言われてしまいます。
会社は最終的にはこの利益を上げることが目的です。
そしてその為に重要なことは固定費をいかに下げるかにかかってきます。
特に起業したばかりの人にとっては、思うほど売上が上がらない中で粗利を増やすことは難しいことです。
そうすると粗利の中の固定費部分を少なくすることが利益を増やすことになります。
ところが、分かっていても固定費を増やしている人がいかに多いことか。
特に男性がそうですが、見栄を張ってしまうのか、余計なものを買ったりします。
お金がなければ自宅で起業し、パソコンも机も今まで使っていたモノを使います。
電話も自宅のものを使います。
必要に応じてレンタルオフィスも使ってもいいかもしれません。(レンタルオフィスを運営している私としては積極的に使って欲しいですが・・・)
でも少し余裕が出てくると、そのところが甘くなります。
ついビルのオフィスに入ったり、事務員を置いたりします。
折角の儲けがそこで消えていきます。
起業を志す人、起業する人は特に固定費をかけないことを十分念頭に入れて起業すること。
あらかじめ将来に向かっての事業計画の中で、利益がいくらになったら従業員を雇い、オフィスを借りるかの計画を作っておきます。
それを達成するまで決して手を付けないという覚悟は必要でしょう。