今日は大晦日ですね。明日は正月。
とは言え、私のところは今年母が無くなったので正月はありません。
また、子供たちも皆東京だったり海外だったりで、今年の大晦日は夫婦2人だけです。
今まで必ず子供がいたり父母がいて、正月を迎えていましたので今年は少し寂しいです。
でも、久しぶりに夫婦2人もいいものです。
大晦日になるといつも子供の頃を思い出します。
お正月が明日に控え、お年玉が楽しみな上に、大晦日の夜はご馳走が出ます。
子供の頃はお寿司や刺身などはめったに食べれなく、甘いチョコレートもたまに買ってくれても、1枚を4人兄弟姉妹で分けて食べました。
それが大晦日だけは特別でした。
すき焼き、刺身、それに子供たちにはチョコレートがまるまる一枚、ゆで卵が1つ、羊羹や口取りのような甘いモノが載ったお皿が1人1皿ずつあたりました。
それが嬉しかったことを今でも思い出します。
母は子供たちが大好物なモノを年を越す大晦日だけは特別に用意してくれたのです。
1人1枚のチョコレートなんてこの大晦日だけしかもらえませんでした。
大事なチョコレートは、少しずつ口に入れ、決して噛まず、舐めるようにして食べました。
そんな子供たちの様子を母はニコニコして見ていました。
その母も9月に見送りました。
今年の大晦日は妻と二人で、父母に感謝しながら、そして子供たちの来年の幸せを思いながら過ごそうと思います。