昨日は元旦でした。
元旦は「何もしてはいけない日」と言われていました。
その為何もしませんでした。
いつもするラジオ体操もブログ書きも。
私の小さい頃、大晦日にいくら遅く寝ても、元旦の朝は父に起こされ、「若水汲み」をさせられました。
年の最初の水を男の手で汲み上げ、それでお雑煮を作ったりお茶を飲んだりするのです。
本来は井戸水を汲むのでしょうが、私の小さい頃は水道栓をひねれば井戸水が出てきましたからそれほど苦ではありまません。
今は完全に水道水なので若水という感じは薄くなりました。
元旦はお雑煮やお節料理を食べ、初詣に行く以外は家にいてテレビを見たり本を読んだりして過ごします。
「元旦には買い物をしてはいけない」と親から言われました。
「1年の計は元旦にあり」といわれるように、元旦からお金を使うと1年間お金ばかり使うことになると言われました。
また、「1年の計は元旦にあり」と言われるなら、元旦から習い事や勉強をすればいいのですが、そのようなことはしてはいけないことになっていました。
事始めは2日なのです。
2日に書き初めをすると字が上手になると言われています。
初めてお風呂に入る初湯も2日です。
元旦からお風呂に入ってはいけないと言われました。
色々な元旦のに決めごとは我が家だけの決まり事なのかもしれませんが、1年に1日くらい普段と全く違う生活というのも本当にお正月らしくていいものです。
このような我が家の決まりごとも私の子供達の代では薄れていっているようです。
昔は2日が「初売」「初荷」の時でした。
今は元旦からスーパーが開いています。コンビニもあります。
便利なのは良いですが、だんだん正月らしさが薄れていくのが少し寂しいです。