お金をジュースに例えます。
ジュースをグラスに入れて差し出した時、
「貧乏な人」はグラスが一杯になる前に飲んでしまいます。
何回入れてもらっても、すぐ飲んでしまいます。
「普通の人」はグラスが一杯になるまで待ち、一杯になってから飲みます。
「金持ち」はどうすると思いますか?
「金持ち」はジュースがグラスに一杯になってもグラスのジュースは飲みません。
溢れて出てきたジュースだけを飲みます。
だから、お金も資産も出来るのです。
私は過去、これに似た情景をよく見ました。
久しぶりに寿司屋で食事をしていた時、それほど裕福に見えない家族が私の横で、「ウニ」「トロ」と高いネタを注文しています。
私は「赤身のマグロ」や「〆ザバ」などです。
一方、老舗の家では何代も前から使われている道具や着物を大事に使います。質素倹約を旨としています。決してお金に困っている訳ではなく、資産は沢山あります。
質素倹約だからこそお金持なのです。
会社運営も同じことが言えます。
お金を使い、景気よさそうに見えるところが倒産し、経費を切り詰めているところが生き延びています。
稲盛和夫さんは「経営の12カ条」の中に書いています。
「売上を最大に、経費は最小に」
売上が上がるのだから、それ相応の経費がかかるという考え方ではダメです。
売上が上がっても経費はそのまま増やさないというのが重要なところです。