娘の知人の男性です。
我が家に帰った時、彼に話をしました。
私は欧米人が好きでないと。
私が彼に「欧米人が好きでない」とあえて言ったのは、日本に来ながら日本語を使わず、英語やフランス語を使い通そうとする人が多いからです。
日本人は外国に行くと一生懸命英語や現地の言葉を使おうと努力します。
食習慣でもそうです。
日本人は蕎麦を食べたり、味噌汁を飲む時音を立てます。
それを欧米人はマナー違反だとか、エチケットがないとか言い、自分の国の習慣を押しつけます。
日本人は欧米に行き、食事する時は慣れないフォークナイフの使い、音をたてないよう努力にします。
互いにその国を訪問するのだから、その国の習慣や食べ物・言葉を理解するように努力するべきです。
その国を本当に理解するにはそれらがベースになるのです。
とイギリス人の彼に日本語で言ったのですが、あまり理解していなかったようです。
ただ、そのように欧米人が自分の文化・習慣を押しつけてくるというのは、日本人の「舶来主義思想」が残っていて、素直にそれを受け入れてしまうからなのでしょう。
欧米人には甘いです。
一方アジアやアフリカの人達に対しては逆です。
先月看護師国家試験の結果発表されました。
その試験にインドネシア人とフィリピン人の計415人が受験し、47人が合格しました。
合格率は11・3%で、昨年度(4%)に比べ大幅に上昇したが、依然低い合格率にとどまっています。
日本人も入れた全体の合格率は90・1%です。
外国人にとっては難しい日本語を、日本人受験生とほぼ同じレベルでの読解力を求めてきます。
47人が合格したというのは、異国の地で、異国の言葉を覚え、余程努力した結果度と彼女らに頭が下がります。
ここで思うのです。
どうして日本人は同じアジアの人に対しては高圧的な態度になるのかと。
彼女らは日本の足りない分野を補って働いてくれる人たちです。
より考慮されてしかるべきと考えます。
以上述べてきたのは、多分に私の単なる思い込みなのかもしれません。
ただ、国によって区別するのではなく、各国の人達が互いに相手を理解しようとし、尊重することが本当の交流が生まれると信じています。
私もこれから海外に行くことも多くなるかもしれません。
その国をじっくり味わってきたいと思っています。