昨夜は盛和塾の勉強会でした。
京セラフィロソフィの中にある「土俵の真ん中で相撲を取る」についてです。
以前に別の勉強会でもこのことを学びました。
しかし参加する人によって話す内容は全く違うものになります。
昨夜の参加者は社長、それも経験豊富な社長たちの話が印象的でした。
「土俵の真ん中で相撲をとる」とは余裕のある仕事・経営をしなければならないということを意味しています。
しかし、どこが土俵際であるのか、もしかしたら真ん中と思っていてもそれが土俵際であったりします。
捉え方がその社長によって違うのです。
時には自分の都合でその土俵が広げてしまうこともあります。
資金繰りも仕事も先を見通して、余裕ある仕事をする社長。
一方、資金繰りはうまく行っているし利益も出ている。
しかし、余裕のある仕事が不安で仕方が無いという社長。
この社長は急上昇をしている会社が巡航高度になり、その速度が遅くなることに不安を覚えます。
また、早く仕事を切り上げることに抵抗があり、終電間際まで仕事をすることを常としています。
この両者の社長のタイプ。
どちらが良いということはないですが、前者は会社の形が出来あがっている2代目社長に多いタイプ。
後者の社長は馬力があり、急成長し続けている会社です。
起業する社長はこのタイプでなけばダメです。
勘違いして前者の様な社長のマネをしては失敗します。
また、「余裕」と「楽する」を勘違いしてもいけません。
どちらにしても「土俵の真ん中で相撲をとる」は仕事を進める上で大切な心構えです。