昨日、会社に刀鑑定士さんをお呼びしました。
父の形見の刀が2振りあり、その鑑定のためです。
父は祖父から引き継いだものですが、どのような経緯で当家に引き継がれているか分かりません。
山地は元は四国の讃岐の出身。
昔は海賊だったかも。
刀の1振りは備前長船倫光で、1振りは無銘です。
私達は無銘の方は江戸時代の道中刀でないかと思っていました。
でも、鑑定士さんの話ではともに室町時代の刀でないかということです。
俗に言う古刀です。
無銘の刀がなぜ無銘かとうことも教えてくれました。
元々、刀身が長かった刀の柄の部分を切り落とした時、銘が入った部分が無くなったのではないかということです。
その証拠に刀の波紋が柄のところまでつながっています。
室町時代の後期は戦国時代に入ります。
戦場では短い刀の方が戦い易かったようです。
その為に刀を短くしたのです。
今回の鑑定はあくまでも簡易的なもので、正式には協会に提出して鑑定してもらわなければなりません。
ところで刀の所有届け出はどこにすると思いますか?
私は銃刀法の関係から警察かと思っていました。
実際はその地域の教育委員会に届け出し登録証をもらわないとダメです。
幼いころこの刀で兄とチャンバラごっこをして、刃をボロボロにしてしまいましたが、今は研ぎに出されきれいになっています。
この刀は兄が引き継いでいきます。
いつか、この刀が我が家に伝わっているそのいきさつを調べてみたいと思っています。