彼女は中学校の養護教諭です。
今は北海道の学校も夏休みなり、尋ねて来てくれました。
そこで問題になっている「イジメ」の話が出ました。
大津のいじめ問題が起きてから、北海道の教育委員会が教員の行動をチェックしているそうです。
このいじめの話しをしている時思ったのですが、「イジメ」は本来は元々「いたずら」の延長にあったよう思います。
今はそれが度を外して犯罪になっているのです。
イジメている人間も、この「境」「けじめ」が分からないなって犯罪行為をしているのかもしれません。
例えば小さな落とし穴を掘って、友達を落としたりするのは「いたずら」として、私もしていました。
仕掛けた方も仕掛けられた方も笑える程度です。
それを少し大きな穴にし、特定の人間を落としてばかりいるとそれはイジメになります。
そしてその穴に特定の人間を落とした上で、埋めてしまう行為は犯罪です。
子供の「いたずら」ではもはやありません。
犯罪が学校で行われたなら警察に任せるのが当り前です。
大津のいじめで警察が入っていますが、もっと早い時点であっていいです。
これからは学校といえども犯罪が許される聖域ではありません。
昨日話をした養護教諭も言っていました。
学校では先生の手の負えないことが起きていると。
今後はもっと地域社会と学校が連携し合って、子供たちを教育することが大切でしょう。
「いたずら」と「いじめ」と「犯罪」の区別がつかなくなってきた例は大人でもあります。
何年か前に、男性が大きな落とし穴に埋もれて死んでしまったことがありました。
仕掛けたのは友人と死んだ人の奥さん。
殺すつもりはなく、いたずらのつもりが犯罪になってしまいました。
大人もその「境」「限度」「程度」「加減」が分からなくなっているのでしょうか。