スポーツの選手を見ていて、いつも思うことがあります。
個人スポーツの選手は精神的により強いモノが無ければ優勝できないのです。
スポーツには大きく分けて個人と団体があります。
団体スポーツの代表は野球、サッカー、バスケット等あります。
チームの中にスターが出て来ます。
その彼もチームがあってのスターであり、競技に臨む時の困難さ、プレッショーも皆で共有出来ます。
ところが個人であればそれを全て自分1人で受けて、孤独に打ち勝ち、競技をするのです。
技術ばかりでなく精神的な強さが必要になります。
残念ながらその重圧に負けたのは柔道選手達でなかったでしょか。
私が高校生の時、毎年冬になるとクラス対抗のスキー競技会がありました。
私はたまたま、アルペン競技の中の大回転の選手に選ばれたました。
練習を何回かし、練習では参加メンバーの中でベストタイムを取りました。
しかし、いざ本番の時、皆の注目を一身に集めていいるという意識による緊張、逃げれない孤独。
2本目のポールをくぐったところで、スキーの金具がはずれ、コースアウト。
その思いは今でも忘れません。
もう1つ個人競技者と団体競技者の違いは「誰のために頑張るのか」という思いです。
団体の場合「1人は皆のために、皆は1人のために」という気持ちで自分以外の人のために頑張ることが出来ます。
個人競技の場合は自分しかいません。自分のために頑張るしかないのです。
自信過剰なほどの自信をつけなければ精神的に勝てません。
そのコントロールが大変です。
でも今回のオリンピックを見ていて気付いたのですが、メダルと取った体操や水泳、体操の個人の競技選手達はインタービューで最初に感謝の言葉が先に出てきています。
「応援してくれた家族、仲間そして日本の皆様に感謝します」
個人競技の選手もやはり自分以外の誰かのために頑張り戦うという気持がモチベーションを高めたのでしょう。
1人で仕事を始めた起業家もそうです。
起業は孤独の中で仕事が始まります。
自分の思いを叶えるために起業したのですが、「誰かのために」という思いが無ければいい結果を出せません。
それに気付いた時、自分1人のためばかりでなく、最初に家族のため。その次にお客様の為となっていくのでしょう。
オリンピックはこれからも続きます。
男女サッカーも応援しますが、個人競技者にエールを送ります。