昨日知人Aさんが来て色々な話をしました。
その話の中で、彼の子供の話しが出ました。
今年高校を卒業した18歳と中学3年生の男の子2人です。
その18歳の息子さんが7月から1人で中国に行っているそうです。
今は語学学校に入っていますが、将来は大学に行く予定です。
息子さんの将来を高校生の時から父と子でズーと話し合っていたいました。
Aさんは息子さんにこのようなことを話していたのです。
「私の息子なのでそれほど優秀でない。東大や京大に入れるわけではない。だからと言って他の大学に行っても大したことが身につくわけでない。
それより世界に目を向けて将来世界を相手に仕事をするためのことをしよう。
これからはやはり中国だ。
最初は中国語を学び大学に行き、人脈を作り、起業するための準備をするべき」
そのようなことを話合ったそうです。
Aさんは「私のプレゼンテーションが良かったから息子もその気になった」と言っていました。
奥さんはやはり母親として色々心配したそうですが、最終的には納得してくれたそうです。
この話を聞いて感心しました。
まず、父が子供とそこまで話し合っている親子はいるだろうかということです。
子供の将来を心配しない親はいません。
でも子供の将来に対する親の気持ちをプレゼンしている親がいるでしょうか。
長い時間を掛けて話合う親子関係に感心。
また素直に父親の話を聞いて、決断した息子さんにも感心です。
そのようなお兄さんの行動を見ていた中学3年生の息子さんも、「それじゃ僕はどこの国に行こうかな」と話しているそうです。
親離れ、子離れが出来ていいて、それで強く結びあっている親子関係。
人の子供ながら何年か後のことが楽しみになってきます。