最近読み出した本があります。
リチャード・ワイズマンという人が書いた「その科学が成功を決める」という本です。
「成功する自分をイメージする方法はむしろ逆効果!」
「子供の知能や才能をほめて育てると、とんでもない結果を招く!」等。
今まで一般に言われ、信じてきた「常識」を否定することが書かれています。
この本の中で改めて驚いたことが書かれていました。
以前別の本で読んだことですが、「イエール大学の目標達成研究」というものがあります。
これは1953年にイエール大学のある研究チームが学生に面接し、うち3%の学生に人生で達成したい目標を書き出してもらったところ、20年後にはそうでない学生と大きな差がついたというものです。
自己啓発本などで良く取上げられていますので、ご存じ人も多いと思います。
私も目にしました。
ところがこの実験が実際に行われてという形跡はないのです。
アメリカのビジネス雑誌の記者がこの研究について追跡したのですが、その証拠も証言も得られなかったようです。
この実験・研究は都市伝説だったのです。
このように自分は信じていたけれど、そうでなかったということはよくあることかもしれません。
時には「天の邪鬼」的な見方も大切です。
この本はゆっくり読んでみます。