会社を経営していると、必ず人事は付いて回ります。
人事・組織作りそのモノは経営ではなく、それに付随するものだと私は思っています。
ところが、その人事・組織をいじくり回しているのを、あたかも経営しているように錯覚している経営者がいます。
本当の経営は何かを知るために、改めて勉強が必要です。
ただ、人事は大切だということは確かです。
そのように人事を・組織をいじくり回す人にとっていい言葉があります。
以前にも紹介しました経団連会長も経験した土光敏夫さんの言葉です。
「人事は神に祈る心境で」と言っています。
「人事は経営者にとって重い負担です。
確かに経営者は人事権を持つがそれは独裁権であってはならない。
神の前に頭を垂れ畏れ謹んで行使すべき権限である。
1人の上位者の判断によって、1人の人間の一生を左右することがあってはならない。
だから関係者を集めて討議し、最後にトップが責任を持って決めるべきである。
その時は神に祈る心境で人事を決するのである。」
ここまで考えて人事をしている経営者は、現在どれほどいるでしょうか。
一度、人事について改めて考えてみては如何でしょうか。