昔「人を見たら泥棒と思え」という言葉がありました。
人に対する不信の表れですね。
もう1つ「人を見たら客と思え」という教えがあります。
自分にとっての自分の周りの人は全てがお客様。
近所の人も友人もいつお客様になるか分かりません。
会社の仕入先の人もいつお客様になるか分からないのです。
それなのについ仕入先の担当者に偉そうな態度を取る人がいます。
ところが、その担当者がその会社の品物を買うとか、お客様を紹介してくれたりすると、とたんに態度が変わる。
傍目から見て「みっともない」です。
江戸時代の商人は常に少し前かがみにして歩いていたそうです。
いつどこでお客様に会うか分からないので、いつでもすぐお辞儀が出来る体制が出来ていたのです。
今はそこまでしなくてもいいでしょうが、それでもいつお客様と会うか分かりません。
その為には普段でも外出する時は恥ずかしくない格好をしたいもんです。
特に人に夢を売る商売や、サービス業に携わる人は気を付けなければなりません。
私も以前、銀行員やホテルマンの時は結構気にしていました。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」昔の人はいい言葉を残しましたね。