「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり。」
これは仏教の言葉だと思いますが稲盛和夫さんから教えられました。
これは仏教の言葉だと思いますが稲盛和夫さんから教えられました。
その意味するところは
「人を甘やかすと、それはその人に善を施したように思うけれど、実際はその人をダメにしてしまう大きな悪です」
また「他人から見ると情けが無く厳しい行為は、結局はその人を鍛え、素晴らしい人間にし、その行為は大きな善となるのです」
最近、人と話をするのですが、北海道の人は「受け身」の人が多い気がします。
自分で積極的に何かを始める人が少ないのです。
「誰か」が「何か」をしてくれるのを「待つ」人が多いのです。
北海道民はもともと、高い志を抱き北海道に来た人達を先祖に持っています。
フロンティア精神のある人達です。
しかし北海道には「北海道開拓」と言う名目で長年、国の補助金が膨大に注がれてきました。
それがいつの間にか当たり前になり、現在のように「受け身体質」になってしまったのです。
同じことが沖縄にも言えます。
北海道、沖縄どちらも「開発庁」が設けられ、特別に多くの補助金が流れ込んでいました。
そして現在どちらも、日本で経済回復が遅れているところです。
アフリカ女性が書いた本が評判を呼んでいます。
その題名は「援助じゃアフリカは発展しない」というもので、副題は「従来型のアフリカへの援助は腐敗を助長させ、人々を益々貧困に陥れる」とあります。
これも北海道・沖縄と同じ構造です。
表面上、人に「いい事」をしているようでも、実際にはその反対に人を貶めることになっているのです。
今、財政再建の為、補助金が絞り込められて、初めて自立機運が生まれるのでしょうか。
その時こそ本当の力が出てくるのです。
隠れた起業家よ! 早く立ち上がれ!