昨夜盛和塾の例会がありました。
稲盛さんのDVDを見ての学びです。
そのDVDは稲盛さんがまだ若い頃に講演したものです。
その中で「成程!」と思った話をご紹介します。
京セラのある営業部門の損益計算書を使った数字の見方です。
京セラではアメーバー経営を実施しています。
各地の営業部門も単独でそれぞて決算書が作成されています。
京セラ製品を売る営業部門の粗利益は全て売上の10%と決められています。
よって粗利益高を増やすには売上を上げるしかないのです。⇒売上最大。
経費も細かく分類され、水道光熱費も電気、水道、ガスに分けられています。
経費の項目の中に見たことの無い京セラ独自の項目がありました。
それは「売掛金社内金利」「固定資産社内金利」「本社経費」です。
「売掛社内金利」を課すことで売掛金を早く回収する効果があります。
「固定資産社内金利」は自社ビルで営業していても、賃貸で借りるのと同じようにハンディーを課す考え方です。
営業責任者はそれらの経費を少なくする努力によって高い営業利益が生まれます。⇒経費最少。
このような経理の仕組みを作り推進したのは稲盛さんです。
会社の経理の基本的な仕組み作り・運用は会社のトップが作り、それをさせなければ機能しません。
「面倒だから部下に丸投げ」では成り立ちません。
無論経理は外注ではなく、自社でします。
昨夜はアメーバー経営の「サワリ」を勉強出来ました。