昨日のブログでアサヒビールの中興の祖と言われる樋口さんのことを書きました。
その樋口さんが住友銀行当時から言っていた言葉に「熱気球論」というのがあります。
会社で働く皆が熱意を持って頑張れば、熱で気球が上がるように会社も上昇していきます。
でも、誰かが重い悩みを抱えているとその重さで上がりません。
それで樋口さん部下の困ったことを取り除けば上手くいくのかと思い、現場を回り、部下1人1人と面談し、「困ったことがあったら3つ言いなさい」言ったそうです。
樋口さんはどうしても出来ないことはとにかく、出来ることを順に取り除いてあげたそうです。
「おもりを取り除いてあげると、人間とか組織は自然に上がって行くモノです」と言います。
経営者の仕事の1つがここにあります。