私が仕事で履く靴は昔から紐式の靴です。
若い時は、その靴の紐を少し緩めにして履き易い様にしていました。
今は履く時は、靴紐をキリリと締めあげるようにして結びます。
脱ぐ時はその都度解きます。
靴を履くのに以前より時間はかかりますが、家を出る時の儀式のようなもので、「仕事に行くぞ」と言う気持ちにしてくれます。
実際に足元がしっかりしていると、歩き易く、大股で胸を張って歩けます。
締めるというと、ネクタイもあります。
夏場は暑くネクタイは辛いものです。
ただ、私はネクタイをしている時と、外している時とではやはり気持が違います。
外していると、少しオフ気分になり、心が緩みがちになります。
「襟を正す」と言う言葉があります。
「自己の乱れた衣服や姿勢を整える」と「態度を改め、気持を引き締める」の意味です。
暑い日は服装は緩みがちになりますが、心だけは襟を正す姿勢を持ちたいと思っています。