「恥心」という言葉をある本で見ました。
「自分の至らないことを恥じて精進すること」とあります。
私が幼い頃、よく母親に言われました。
「人前で恥ずかしいことをするでない!」と言われたものです。
子供の頃なので、他所の家に行ってお菓子が出されるとつい2個も3個も食べようとします。
フッと母親の方を見ると目で「ダメ」と言っています。
意地汚さを叱られました。
この「してはいけない」という思いが強くなりすぎると自己規制が強くなりますが、それでも「してはいけないことは」幼い頃に教えられないとダメです。
日本には「お天道様の下でまっとうに生きる」とか「人から後ろ指を指されないように」という言葉があります。
今の日本には、自分のことしか考えないという人も多くなりましたが、それでも多くの日本人は「恥心」を持っています。
日本人の優れた資質かなと思っています。