先週の土曜日、地下鉄に乗った時のことです。
10人位の中学生?が座席を占領したように座っていました。
通路や座席の上に大きな鞄を置き、足を大股に開いたり通路に足を投げ出しているのです。
私は無理やりその中に行き、「鞄をどけなさい!」と言って座りました。
しぶしぶ席を空けましたが、他は変わりません。
乗り込んで来る大人達は離れたところに立ち、誰も注意しません。
この中学生達はバスケットの選手のようです。
その場には責任者もリーダーらしき人もいません。
もう少し規律正しい行動があってもいいのかと思います。
昔から日本にはスポーツに「道」という言葉を使っています。
柔道、剣道、弓道。野球も野球道とも言います。
そこには技が上達するとともに、人としての生き方まで教えられます。
日経新聞の「私の履歴書」に、今は囲碁棋士の大竹英雄さんが書かれています。
小学校の時に囲碁の師匠の内弟子となり、成長していく姿が書かれています。
その師匠の家に暮らしても師匠からは囲碁の指導はありません。
それより礼儀、躾を厳しく教えられました。
何より「人作り」が大事であり最初だったのです。
「上手ければそれでいい!」という今の風潮とは違います。
子供に教える大人がいなくなりました。
我儘な子供がはびこるのは、やはり大人の責任です。
「優しいばかりでなく厳しさを!」
私はそう思ってしまいます。