最近JR北海道の車両事故が増えています。
先日もNHKでその特集が放映されていました。
その中で気になった言葉があります。
取材したNHK記者の言葉です。
「エンジン付近から煙が発生するという事故は続いて起きました。同じような事故が2度目に起きた時、JR北海道の受け止める対応意識がおかしい。」
記者は同じような事故が「2度も起きた」と思ったのに対し、JR北海道側は「まだ2度しか起きていない」という意識なのです。
美白化粧品問題で揺れているカネボウも当初は小さなクレームがあったそうです。
その時カネボウは適切な対処をせず、そのクレームを軽く見ていたと言われています。
JR北海道も同じです。
仕事に流され、慣れと怠慢によって深刻な問題を見過ごす盲点がそこにあります。
これは経営者にとって「他山の石」です。
太田国土交通大臣がJR北海道に対して、JR東日本への保守点検の協力要請を検討するよう求めたと報道されています。
JR北海道は要請を表明したのでしょうか?
早く正常な運行を期待しています。