私の家には小さな庭があります。
少しばかりの種を撒き、実ったその野菜を食べて楽しんでいます。
その庭に撒く種も、芽を出すモノ出さないモノがあります。
また芽を出して一所懸命大きくなろうとしているモノと伸びずに枯れてしまうものがあります。
そんな光景を見ていると、自然の中にも競争はあるのだろうなと思います。
確か稲盛さんも同じことを言っていたことを思い出します。
自然界の草木は生まれたからには一所懸命伸びて太陽を浴び、またもっと大きくなろうと努力します。
その競争に負けた草木は枯れていきます。
そこで見る自然界には競争はあってもズルはありません。
大きく伸びる草木はその過程で、他の草を引っこ抜いたりの邪魔をしません。
大きくなった草木はそれぞれが一所懸命大きくなろうとした努力の結果です。
一方、最近の日本においてはどうでしょう。
一生懸命頑張ることがそれほど評価されていないように思います。
頑張るより、「無理をしない」とか「ほどほどに生きる」。
そんな生き方がもてはやされているように思います。
でも頑張る人がいなければどうなるのでしょう?
頑張る人がいるから、無理をしないでほどほどに生きていく人も生活が出来るのです。
私の周りにいる起業家は、多くのリスクを背負いながら一生懸命頑張っています。
競争の中で頑張っています。
今、日本で必要なのは、共に競争しながら頑張ることであり、またそのような人を支援・応援する環境を作ることです。
欲をかかないで「足るを知る」ことも大切ですが、上を見て頑張ることはもっと大切です。
庭の草木を見てそう思いました。