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株式会社ヤマチオフィス

起業メンター日記

創業・起業社長

先週の金曜日は、私も参加している「競争戦略」の勉強会最終日でした。

北大の平本教授も参加していただいての勉強会。

この日は私が講師役を務め「日本企業の問題と戦略の重要性」を説明しました。

概略を説明しますと
日本の企業はモノ作りには必死であっても、それが利益に結びつかないのは「戦略のアンバランス」にあるのです。

その上現在は日本はモノを作る能力自体も劣ってきています。

そしてまた、従来持っていた能力が環境の変化に適合しなくなっています。

日本企業の強さの源泉であった現場や労働者のスキルアップ、そして動機付けの仕組みが台湾や欧米企業に持っていかれているのです。

この勉強会が終わった後、平本教授と話し合いました。

教授は日本の企業にはプロの経営者が少ないと言います。

日本の大企業の経営者は多くがサラリーマン経営者です。

大企業の中で元気なのは創業者が社長か影響力を持っている会社。

創業者一族が経営している会社です。

トヨタ、日本電産、ワコール、堀場製作所、オムロン、ソフトバンク、島津製作所等。

プロ経営者がいるのは日産でしょうか。

平本教授の話では欧米ではプロの経営者を作るために、長い時間かけて育て、また一旦社長になると10年20年と長い間その仕事を遂行します。

日本大企業の社長は3年か5年で交代します。

そこには「とりあえず任期過ぎるまでは・・・」とい考え方が生まれ、サラリーマン社長の素地ができていまうのでしょう。

創業社長・プロ社長とサラリーマン社長との違いは一言で言えば「覚悟」です。

逃げない、逃げれないという確固たる「覚悟」があるかどうかだと思います。

日本は外国と比べ起業・創業者数が少ないと言われます。

日本に多くの創業・起業する人が増え、日本の現状を変革する人が出てくることが、今の日本にとって重要なことのように思います。

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